ただのなにか

某私立大学(生体工学研究室)→通信系研究所→某Web会社(今ココ)思ったことを徒然に書いていこう。

思考のショートカット

私は常識という言葉が嫌いです。

その理由は2つあって
  1. 非合理的な常識
  2. 暴力としての常識

今回は1だけについて考えた。

昔からなぜなぜくんだった私は
いつしか科学者になりたいという野望を抱いて(今はなんちゃって研究者)
何かの本に書いてあったが「常識を疑う」ということを
心がけている時期があった。
理由を聞いて「当然・常識・普通」という言葉には全く納得しなくなった。
当然、親にも先生にもウザがられるのだが・・・

まぁ、そんなこんなで大きくなって
今は、常識がなぜ常識なのかという意味で常識を疑ったりする

そこで、常識は「思考のショートカット」だと思うようになった
もともと常識は合理的理由を持って作られそれに従うことで
その社会において深い思考をせずに大きな効用をもたらす行動規範やマインドセット
のようなものであったのだと思う。

であっても、現在においてはショートカットが作られた時期と違う
なので現代・現状において合理的理由がなかったりする。
その合理性を失っても多くの人に受け入れられているものが「文化」
それがもっと月日が経つと「伝統」になったりもするのかなと

話はそれたが、多くの常識には現代にも「合理的」な理由がある。
一方、「合理的」でない常識もある。

なので、やはり常識は疑い
合理的であるものは思考のショートカットとして
合理的でないものはそれに代わるものを
考えていくというのが「文化を作る」ということなのかな
と思ったりもする。

組織再編されることに思うこと

私が所属する組織が再編することになった。
よくも悪くも4月から環境が変わる。
苦手な人も、そうでない人もいろいろ思うことはあるけど
そんな組織がガラガラポンすることに合わせて。

組織を組織図から変える理由は何があるのかなと考えた時。
1.組織が実態と合わなくなった時
2.次のステージ(良くも悪くも)に組織を合わせる時
の二つがあるのかなと思う。

今回私が、経験する組織改編は1に該当している(上層部は2と言っているが)
実際、同じ部のなかで全く別のことをやっている課があって
さらに、その課のなかでもバラバラなことをやっている
厄介なことにある課でやっていることと、他の課でやっていること
が似ていたりすると今度は縄張り争いが起きてさぁ大変
それを解消するために似たようなことをやる部分をまとめて再編する
そんな感じですね。

そんなこんなで最も大きな再編する理由は
・コミュニケーションコストを下げる
なのかなと思った。

他にコミュニケーションコストを下げるには何があるのかなと考えると
昨今のグループウェアとしての社内SNSって意外と使えるのかな。
未だに、電子メールでメッセージとファイルをやりとりしているが
非常に煩わしいし2者間(メーリングリスト使えばその限りではないが)でしか
情報共有されずに過去のデータをリファレンスすることや
必要なファイルのディスカバリには非常に大きなコストがかかる
また、他の部署がどのようなことをやっているのか
似たようなことがどこでやられているのか

そんな感じでもうネタとしては新しくないけど社内SNSをうまく活用することには
一定の価値があるのではないかと思う。

最近は一つのことを深堀しながら、他の分野の人と議論して
学問の幅も広げることも求められる時代
研究所というからには、コミュニケーションってことに
もうちょっと注目してもいいのかなと思うのでした。

あ・・・そうか、うちコミュニケーションの研究所なのに
みんなコミュ力低いな(笑)

先が見えるつまらなさ

先が見えない不安と

先が見えるつまらなさ

すごく矛盾しているようで
やはりよくあることなのかな

他人には,特に気にかけている人には安定して
堅実な道を歩んで欲しいとおもうものだけど

いざ自分のことになると
先が見えるということが不満で仕方がないことに気づく

仕事に関して言えば
何年後にどのポジションぐらいについて
ここらへんにいって
お給料がこのぐらい・・・・等々

しかも,その見える将来に自分が理想としたものであったなら大万歳ですが
こう不満に思うということは頑張っても理想にはたどりつけないということですかね
だからこそ,なお更つらいってのがあるのでしょうか.

決して,今恵まれていないわけではないはずだけど
人間ってどこまでも傲慢で強欲ですね

そんなこんなで解決策として考えられるのは

1.期限を決めて,終わりがある物としてそれまで最大限頑張る
2.心を殺して作業に徹する
3.大海を求めて即刻離脱する

このぐらいしか思いつきません.

「つまらなくなったな」

先日,大学時代にお世話になった恩師と久しぶりに食事をしました.
最近こんな仕事をしてて,こんなこと思っているなど近況報告していると

「きみ,つまらなくなったな」

と,とても残念そうな顔をして言われました.

確かに,自覚がある.
学生時代ではなんだかんだで一風変わっていたところもあった.

でも,今は無難な会社で
無難なサラリーマンとして無難な仕事をしている.

正直,仕事内容は理想とかけ離れている部分もあったが
それに飲まれて人間まで無難になってしまっているのか
仕事が理由でなくただ,大人になるということで無難なのか
果たしてわからないけど・・・

変わっていて,思ったことをガンガン言わなくなった(いえなくなった?)
自分がとても悲しいよな.
以前にもまして周りの目を気にするようになったり
自分ではどうしようもない事を無難で済ますようになったり
それを忙しい,時間が無いと言い訳している節もある.

昔なりたくなかった「つまらない」大人になってしまっている
さて・・・どうしたものか

この1,2年でかなり高くなってしまった
言いたいことハードルを下げてみよう
と思う週末.


学生支援機構第一種奨学金の免除について

ふと思ったので学生支援機構第一種奨学金の免除についてのエントリー
学生支援機構には
第一種(無利子)と第二種(有利子)の貸与型奨学金があります.
奨学金なのに何故貸与?とか思ったりもしますが・・・
かく言う私はこの第一種奨学金にお世話になり.
学生自体にそこそこの成績を残したので免除されることができました.
では第一種奨学金の免除とはどんなものがあるか


このうち多くの人が目指すのは当然2に該当するものです.
平たく言えば「成果を残したものが奨学金の免除を受ける」ということです.
では「どのくらいの成績で免除できるか」です.
免除の評価に関するものとして

  1. 学業成績
  2. 授業補助業務(TA)
  3. 学位請求論文(修士論文
  4. 学会・国際会議
  5. 投稿論文
  6. 特許
ぐらいが多くの人に関係するものだと思います.
そのうち最も重要なのは4,5,6になります.
そのなかでも投稿論文と国際会議のインパクトが大きいと言われています.
投稿論文ではいわゆるJournalと呼ばれる英語論文と国内学会誌である日本語論文であり
Journal>>>>>>>>>>国内学会誌
ぐらいのインパクトらしいです.
しかもこのJournalで成果証明でIP(インパクトファクター)を書かせるにも関わらずIPは関係ないようです.
NatureやScienceに出そうが,そのへんのJournalでも一緒の扱いです.

次に,国際会議・学会ですが
国際会議口頭発表>>>国際会議ポスター発表>>>>>>国内学会口頭発表>>国内学会ポスター発表
ぐらいの差です(分かり難いですね)
これもミニシンポジウムでも全国大会,Annual Conf. でも一緒の扱いだとか・・・

ここまでかなりいい加減な事書いていると思いますが
審査基準の話題を少しづつ聞き出していてもなかなか明確な基準というものが出て来ませんし
恐らく大学によって違うと思われます.

そこでざっくりですが私の周囲を見ていた感触ですが(Medical bio系統)

全額免除になるためには
ジャーナル2本以上 or 
国際会議1回 and ジャーナル1本

半額免除
国際会議2回

という感じです.
他にも色々なパターンがあるかと思いますが
ここでは国際会議とジャーナルしか書いていません
それだけこの「国際会議」と「ジャーナル」が大きな割合を占めて
それ以外はかなり小さな扱いをうけます

さらにGPA4.0とか言ってもそれはほとんどゴミです(免除申請する人の多くは4.0)
それだけ実績が重視されるのが奨学金免除について

また,計算機科学のようにジャーナルが量産できる分野と
理論物理のように成果が出にくい分野ではかなりこの傾斜も異なるようです
ですので一概では言えませんが
私の感触としてはこんな感じです.

もし今後の役に立てばとおもいます

研修と初任給

4月が3週目過ぎました
私の会社は実務研修が長く地方で研修する人も多いです
比較的短い私の場合でも4ヶ月の実務研修があり
今は京都で研修を行なってます

基本的には事業内容をざっくりざっくり見て回る感じです
私は,本社の研究部門採用ですが
研修はグループの営業や技術と共にやります
趣旨として稼ぐ部門の現状を知って
現場とのネットワークを構築する
らしいです

研修において研究部門の人は絶滅危惧種の比率で
若干のお客様扱いでちょっとだけ申し訳なく
肩身が狭い感じです

ともあれ,初任給が入りました
知ってはいたもの・・・
少ないですね(;´∀`)
最も焦る出来事としては学生の時の最後の散財のせいで
初任給の3分の2が1週間後にカード決済で消失してしまうことです
初任給で両親に何かしらしようと思っていたが
出処は初任給ではなく
6月の給料になってしまいそうです

他にも,生命保険や貯蓄,奨学金の返済など
お金の部分は考えることがとても多いのですが
まだ何も考えられていません
考えることを考えている段階です

あとでお金の事についてのエントリーを少ししようかなと思います
では,明日の会社のためにおやすみなさい

学生生活終わります

先日,学位審査会がありまして
修士(工学)の学位が認められました

生まれてこの方
学生しかしてこなかったのですが
来年から社会人です
ですが今度はお金もらって研究します

大学生活は本当に色々ありました
アニメにハマった1年生
サークルの責任者でうつ病になった2年生
ゴールドマン・サックスインターン前日から入院した3年生
ほぼ全員合格する大学院入試に落ちた4年生
ほとんど記憶のないM1
愛想つかれたM2

こうしてみると
大学生活やなことだらけw
嘘です!
色々な人に出会って色々学びました
色々な大切なものもできました
今,部屋の退去準備しているけど
色々な思い出の数々・・・・

今関係ないものは捨てる!!
例えば自作のファンクションジェネレータとか!
ってか,LC発振でファンクションジェネレータつくるとか3年前の俺は頭わいてるわw