ただの事業担当者から見た世界

某私立大学理工学部→生体工学研究室→通信系研究所→通信インフラ会社(←いまここ)思ったことを徒然に書いていこう。

発電・送電事業の分離(1)-概要

東電が大変な事になり
中電も無用な損害を受けている気がしなくもない今日この頃
最近「発電・送電」事業の分離について盛んに取り上げられています.
それとセットで地域独占の電力会社の体制改革も叫ばれています.
mixiやBlogなどでは玉虫色の話しですが本当にそうなのだろうかという事
を中心に考えて行こうかと思います.

まとめていたら結構な情報量になったので数回にわけてやろうかなって思います.

【発送電事業の分離の概要】
字のごとく「発電事業」「送電事業」の分離です.
現在日本国内では発電所と電柱などの送電設備が地域独占業者にて一括管理されています.
その業務を分けてしまおう.という話しです.
一つのものを多数にわける事によってどんなメリットあるの?って思いますよね?
では実際に発送電を分離したらどのようになるのかシュミレートした後
ネット上にある主張を上げてみます.

【発送電事業の分離をすることでどのような生活になるのか】
発送電事業の分割の最大の特徴は
一緒に導入されると思われる「電力の自由化」でしょう
つまり
・使用する電気を選べる
という事です.

もし「私は再生可能エネルギーしか使いたくない」と思えば
その「再生可能エネルギー専門」の発電会社から買えばよいし
「安いエネルギーがいい」と思えば「石炭火力」から買えばいい
「高品質(安定供給的な意味)」だったら「原子力」から買えばいい

今まで「ベストミックス」されてた電気を使っていたが
その個人の「環境意識」「理念」「コスト意識」などを勘案してできるという訳です.

うん・・・
だから何?って感じですね

では,それに付帯すると思われるメリット(こちらが本論かな?)をあげてみます.
しかし,今から上げるのは「ネット上・マスコミ」が上げるメリットです.

【メリット】
・自由競争による電気料金の値下げ(日本の電気料金は世界一高い)
再生可能エネルギーの普及促進
・発電地域へ正統な対価が支払われる(地域型発電会社)
・参入障壁の低下(発電事業は参入障壁が低い)
・電力会社と政治との癒着の防止(電力会社が巨大な力を持たない)

などがあります.
ちなみにこれらはすべて「一般的に言われている事」です.
真偽は今後のblogで検証していきます.

じゃぁデメリットは?
【デメリット】
・ない

というのが一般的な「発送電分離推進者」の主張です.
もうこりゃ,分離するしかないですねw


ではでは,今回はこの辺で
今回は概要だけなので物足りなかったかもしれませんが・・・

次回からはもう少し踏み込んで,
・これらの主張が正しいか
・そもそも前提条件はどうなのか
・発送電を効率よくするための技術(スマートグリッド・スマートメータなど)
・社会的にどんな変化が訪れるか
とかやっていけたらなぁって思います.